出産の記録その1

朝、おしるし。
前日の夜中から全然眠れなくて、おなかは痛いし耳がぼわーっとするし(臨月に入ってからよくこうなってた。理由は不明。)もーイヤ!ってごねてた。
5時過ぎくらいになんだか下半身に違和感を覚えたけれどもその時はもう眠くてたまらなかったのでどうでもいいや…とスルー。ようやく眠りについた。
6 時半ごろ尿意に目覚め、あれなんかパンツ冷たい…?わたしったらもらした?ってトイレへ行ったらおしるしが。ワーオ。さっきのはこれかー!スルーしてたよー!そしておなかがどんどこ痛い。まあ我慢できるといえばできるけど、今までの前駆陣痛とはちょっと違う痛み。計ってみる。12分…間隔…。
病院へ電話してみると、ともかく来てくださいと言われる。なんだか実感がわかなくてぼんやりしつつ、朝ごはんをもりもり食べて準備する。ツイッターで実況したり。

病院到着。陣痛室へ。子宮口は1cmだけど一応入院ということに。
陣痛を促進するためにぐるぐる歩き回ったりする。その頃夫は新生児室のガラスに張り付いて赤子たちに夢中。まだそこにはいませんよ…。
お風呂に入ったら陣痛が進みますよと勧められてお風呂に入ってみる。そしたらいきなり痛みがゴーン!ってくる。痛みの質が変わった。イタイイタイ。ふと気がついたら胸の下辺りが平らになっていた。さっきまで丸く出ていたのに。下に下がってるんだ!と驚く。
この時点での陣痛のイメージはキャサリン(ゲーム)のステージで下から腕が追ってくる感じ。あるいはICO(ゲーム)で女の子が地面に引きずり込まれる感じ。下から何かがやってきて、おなかの中をずぶずぶしているというか。今までにない感じ。(でも後に、こんなの超余裕だったことを知る。)
陣痛が来ると痛いけど、陣痛が来てない時はほんとに痛くないんだなーってのんきなことを言っているのもこの頃。
夫が買ってきてくれた苺を食べたり、病院おやつのゴマ団子を食べたり、よく食べてもいる。
前日1時間しか寝ていないのでものすごく眠い。リラックスしてくださいと何度も言われたので眠ることにする。
起きたら陣痛が遠のいていた。ショック!
助産師さんは「赤ちゃんちょっと大きめですし、ゆっくり行きましょうね。」とやさしく諭してくれる。

看護学校からきている実習生の女の子がわたしのお産に研修でつくことになる。なんとでもしてくださいと言ったら、署名してくださいと言われた。個人情報とかになるんね。なるほどね。

夫は一度仕事に戻った。
歩き回ったり色々してみたら痛みがだんだん強くなったものの、子宮口は開かない。日付が変わっても状況変わらず。